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サーキットでのタイムアップチューニングのポイント紹介。(レポート:よっしR)

はじめに
はじめに
 「チューニングルーム」という何やら偉そうなコーナーをいただいてしまったよっしRです。 (笑。ひさおさんのコメントパクっちまった。) 私なりに自分の経験を踏まえ、サーキットでのタイムアップのチューニングポイントを偉そうに語りたいと思います。 でも前提としてまず私は車方面でメシを食ってる人間ではないし、 不景気のせいで超多忙人間(自分で言うか普通)ですので、 時間(外で飲む時間はあるが、車に乗る時間はなし。1年間に走行距離5000キロもなし。) もたくさんのお金もない中、効率的にサーキットでタイムアップを 計ろうと考えているそこらへんにいる、サーキット行きはじめたのもつい最近の、 普通の人間ということをご承知下さい。
チューニングはバランスだ。
 私の通ってるチューニングショップの社長は(私にそんなこと言った覚えはないと思いますが、) 「クルマはバランスが命」とのたまっておりました。いろんなパーツで構成されていると思いますが、 タイヤ、ブレーキ、サスペンション、エンジンパワー、ボディ等々、自分が走っているスピードレンジでの 微妙なパーツバランスが重要だと思うのです。あたりまえの話ですが運転免許を取ったばかりの人間が、 F1のフォーミュラカーを運転できるはずもありません。自分の腕の上達に従って、 だんだんとクルマのチューニングも熟していくとよいと思います。 事実、私は師匠に「そろそろグリップのいいタイヤ履けるぐらいになったかな」と言われ、 段々とレベルアップしていきました。後で思ったのですが、結果それがスムーズな上達につながった のだと感じております。
何からはじめたらいいの?
 サーキットに行って初めて感じる事はブレーキが効かなくて怖い思いをすることと、 今まで経験した事のない大きいロール、そしてちょっとしたアクションでのスライド。 スピードレンジが普段より全然高いので、ノーマルじゃちょっとプアなんですね。 そこでまずタイヤをグリップのいいものに。 ブレーキも効いて熱にも強いものに強化。 サスペンションもバネレートアップに減衰力アップ。 これだけでも、素性のいいクルマならキビキビ走るでしょうね。
参照として私のページをご参考に。(すいません手抜きかな。)
パワーアップか足廻りか
 この議論は永遠に尽きない事と思いますが、費用対効果を考えるなら足廻りに軍パイがあがると思います。 サーキットは直線だけじゃなくて、いかに速くそのコーナーを立ち上がるかが、結果としてストレートの スピードにつながると考えるのです。ですからノーマルである程度パワーがあるクルマなら、補機類で 安定させる方向に留めて、サスセッティングにハマったほうが楽しいかも。最終的に絶対的な タイムを出してやろうというならば、パワーはどこまでもあった方がいいと思います。
如何に速くそこを抜けていくか?
 よくタイムアップするにはスローイン・ファーストアウトがいいって言われるようですが、 止まるようなスピードで進入してもどうしようもないと思うんです。 如何に立ち上がりで差をつけるかは、”立ち上がりに影響(アンダーとかオーバーとか、 果てはスピンやオーバーラン)のないように、コーナー進入時のスローインのスピード レベルを上げていく作業”が大切だと考えます。 例えば同じ車種なのに、「あのクルマは100km/h以上でコーナーに入ってるはず、 なんで自分のは80km/hちょい?」、で頑張って進入したら”大変な事”になった経験は 誰でもおありだと思います。それをサスペンションやブレーキ、タイヤと自分の腕等でなんとかしよう って事になるわけです。
物理?ニュートンだよなあ。
 私は専門じゃないので、自信はありませんが、昔、理科で習いましたよね。 万有引力の法則、とか慣性保存の法則とか、摩擦係数とか、ホラホラ思い出したでしょ? なんか矢印みたいなやつ。クルマもまさにあのまんま。でもそれを数式で証明なんてしても しょうがない。私らの目標は距離を時間で割って一番大きい数字の人が勝ちなんだから。 めんどくさいね。簡単にいうと障害物競走で一番速くゴールした人が勝ち! 障害物、それが進んでいるものを止めたり、曲げたり、止まっているものを進めたり、 そんな非効率的な事を効率的にしようとアホみたいに努力しているわけだ。
すべてはコーナー進入で決まる
 私のサスセッティングの大命題はここにあります。コーナー後半いかに高いスピードレンジで、 いかに早くアクセルを踏めるポジションに持っていくか、コーナー前半のライン、クルマのコントロール等を 真剣に考えています。簡単にいうと「さっさと向き変えて早くアクセル踏みたい、しかもスピード 落とさずに。」すごくわがままな事をしようとしているわけです。でも地球は許してくれません。 だから、人生のようにちょっと妥協をして、だましだましコーナーに入っていくんです。 それが時としてタイトロープのような時もあります。それを橋レベルに持っていくのが サスセッティングなんですね。
良いイメージを足に反映させてください。
 人によって足はものすごく好みがあります。固い足、柔らかい足、跳ねる足、粘る足・・・etc。 ドライビングスタイルで変わるので、どれが絶対なんてものはないんですよね。 ただひとつ言える事は、自分の中でこんなコーナーリングをしたいっていう夢を持って、 それをさんざん嫌になるほどイメージして、セッティング、自分のドライブで現実のものに していく作業が、サーキット走行の醍醐味だと思うのです。たまにイメージが間違ってしまう場合も あります。それを修正していく作業もまた楽し。ドライビングスクールで変わるというのは そういうことなんですね。他人の意見を参考にするもよし。楽しむのが一番! 結果がでれば尚の事良し。
 以上、仙台ハイランドのインプレッサでの草分け的存在(?)とも思われる”ラブリーよっしR”さんの チューニングのレポートでした。参考になりました?なんねーか?抽象論で終わった・・・。

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