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吉亭の建物

吉亭の建物はもともとは米沢織の織元の屋敷でした。
大正8年の建築物ですが、今もしっかりと建っています。国の登録有形文化財。


吉亭正面の門
白布街道から見る吉亭本屋


米沢のこの辺りでは最も古い建築物。
元は米沢織織元吉澤邸の屋敷で時代を感じさせます。
白布街道から目に入る古い門と屋敷と蔵が目印です。
吉亭の北庭
北庭から見る吉亭本屋


屋敷の中からしか見れない北庭。
手入れの行き届いた苔庭は
約100種類の苔が生い茂っています。
吉亭の正面玄関
甘粕庭園から見る吉亭本屋


時代の面影をそのまま今に伝える
情緒たっぷりの母屋は、秋田の赤杉を使って
大正年間に建てられたもの。
昭和47年(1972年)の俳優座製作の東宝映画「忍ぶ川」(熊井啓監督) (加藤剛、栗原小巻、永田靖、山口果林、信欣三、滝花久子出演) の撮影にも使われた趣ある建物です。 たまに旅館に間違われますが、料理屋でございます。
吉亭上棟式の写真
この写真は、吉亭(吉貞)の母屋上棟式の記念写真。(大正8年8月6日)
大正8年の春に米沢に大火があり、その直後建てられました。
腕利きの職人によって、当時としては驚異的な早さで建築されたのです。
当時の大工は、名を残すことより技術を通して建物を残したのでしょうか、
どなたの建築だかを知るものは、残してくれませんでした。

写真は平成8年の蔵の大掃除の時、発見され、
約80年の月日を経て、人の目に触れることになりました。
吉亭の建物。国の登録有形文化財
江戸後期からの庭園と大正時代の建物。
国の登録有形文化財。
吉亭北庭から本屋を望む
北庭から吉亭本屋を望む。
左手には栗の老木。
文化財プレート
文化庁から頂戴しました
文化財登録プレート。
玄関の端に掲示されております。

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