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はじめに この報告は、平成12年10月1日に実施された国勢調査の結果を基礎として、毎月の「山形県社会的移動人口調査」による出生、死亡及び転入・転出者数を加減し、本県の人口と世帯数の動態を平成13年10月1日現在でとりまとめたものである。 |
1 総人口 本県の総人口は、平成13年10月1日現在1,240,877人で、前年に比べ3,270人(自然減少953人、社会減少2,317人)0.26%の減少となった。 近年の人口の推移をみると、平成元年に社会減少が自然増加を上回ったことにより人口が減少に転じ、6年、7年と一時的に増加したものの、以後再び減少傾向となった。
市部・郡部別にみると、市部人口は902,463人、郡部人口は338,414人で、県人口に占める割合はそれぞれ72.7%、27.3%となっており、前年に比べ市部が0.1ポイント上昇、郡部が0.1ポイント低下し、市部への人口流出が進行している。 地域別では、前年と比較すると県内4地域すべてにおいて人口が減少しており、村山地域、最上地域、置賜地域、庄内地域は、それぞれ0.05%、0.83%、0.52%、0.28%の減少となっている。
市町村別にこの1年間の人口の増減(自然動態と社会動態の差し引き増減)をみると、44市町村のうち6市町(5市、1町)で増加し、38市町村(8市、26町、4村)で減少した。
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2 人口の年齢構成 平成13年10月1日現在の人口を年齢5歳階級別にみると、50〜54歳が103,670人で最も多く、総人口の8.35%を占めている。 また、年齢3区分では、年少人口(0〜14歳)が182,226人、生産年齢人口(15〜64歳)が766,290人、老年人口(65歳以上)が292,086人で、県の総人口に占める割合はそれぞれ14.7%、61.8%、23.5%となっている。老年人口割合は大正9年以降昭和25年頃まで4%前後で推移していたが、その後、年々上昇し、昭和50年には10%を、平成12年には23%を超えている。(注)網掛けの部分は調査実施以来最高を示す
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3 自然動態 昭和48年以降の自然増加数の推移をみると、第2次ベビーブームである48年の8,074人をピークに減少し、58年には5,000人台、平成2年に2,000人台、3年に1,000人台となり、9年にはマイナスに転じ、13年は953人の減少となった。
この1年間の出生数は10,937人、出生率は8.8‰で、前年に比べ出生数で39人増加した。出生数は年々減少傾向にあり、平成5年に11,000人台となり、6年に12,000人台に回復したものの、7年以降は再び減少し11,000人台が続いたが、11年には11,000人を割った。 一方、この1年間の死亡数は11,890人、死亡率は9.6‰で、前年に比べ死亡数は150人減少し、死亡率は0.1ポイント低くなった。
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4 社会動態 県外移動の推移をみると、上昇傾向にあった転出超過は昭和37年頃から減少に転じ、52年には578人まで低下したが、その後は概ね増加傾向となり、61年には5,059人となった。62年以降は減少傾向をたどり、平成6年には106人まで減少した。7年以降はやや増加傾向にある。 平成13年の人口移動をみると、県外からの転入者が21,565人、県外への転出者が23,882人で、2,317人の転出超過となった。前年と比べると、県外転入者が439人(2.08%)増加し、転出者が1,303人(5.77%)増加したため、転出超過は864人増加した。 一方、各市町村間の県内移動は、20,307人で、前年より1,018人(5.28%)の増加となった。 県内移動を市部・郡部別にみると、市部の転入者数は15,625人、転出者数は14,753人で 872人の転入超過、郡部の転入者数は4,682人、転出者数は5,554人で872人の転出超過となった。 この結果、郡部から市部への人口流出は依然続いており、前年より106人増加している。 また、転入・転出とも市部は県外移動が多く、郡部は県内移動が多くなっている。
社会動態を年齢別にみると、県外転入では23歳の1,426人が最も多く、21歳から25歳までが1,000人台となっており、20代後半から30代、40代になるにつれて減少している。 また、県外転出では19歳が2,226人、18歳が1,658人で、20歳から24歳までが 1,000人台であり、若年層の県外流出傾向を示している。
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5 世帯 平成13年10月1日現在の本県の総世帯数は、379,680世帯で、前年に比べ2,631世帯(0.70%)増加した。 1世帯当たりの人員は3.27人となり、前年の3.30人より0.03人減少し、わずかではあるが世帯規模が縮小している。 市部・郡部別にみると、市部は291,763世帯で前年(289,429世帯)に比べ2,334世帯(0.81%)増加し、郡部は87,917世帯で前年(87,620世帯)に比べ297世帯(0.34%)の増加となった。 また、地域別では、4地域すべてで世帯数が増加し、村山地域で1,482世帯(0.82%)、最上地域で45世帯(0.17%)、置賜地域で383世帯(0.52%)、庄内地域で721世帯(0.74%)の増加となっている。
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山形県企画調整部統計調査課
File Last Updated : April 1, 2002