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広域行政に関する市町村議会議員意識調査結果
山形県企画調整部地方課hpより抜粋


1.調査目的
 市町村合併を含めた広域行政のあり方について、住民の代表である市町村議会議員の意識を調査し、今後の広域行政推進方策の検討に活かすものとする。


2.調査の概要 
(1)調査対象 市町村議会議員全員(884人・8月1日現在)
(2)調査時期 平成12年8月中旬〜8月下旬
(3)調査方法 郵送方式
(4)回収数(率)  660人(74.7%) 


「広域行政に関する市町村議会議員意識調査」地区別・市町村別回収率

全体回収率:74.7%

東南村山地区
市町村名 配布数 回収数 回収率
山形市 40 33 82.5%
上山市 22 20 90.9%
天童市 26 23 88.5%
山辺町 15 11 83.3%
中山町 15 11 73.3%
地区計 121 102 84.3%

西村山地区
市町村名 配布数 回収数 回収率
寒河江市 24 18 75.0%
河北町 20 18 90.0%
西川町 18 17 94.4%
朝日町 18 13 72.2%
大江町 18 13 72.2%
地区計 98 79 80.6%

北村山地区
市町村名 配布数 回収数 回収率
村山市 22 16 72.7%
東根市 24 14 58.3%
尾花沢市 22 15 68.2%
大石田町 18 15 83.3%
地区計 86 60 69.8%

最上地区
市町村名 配布数 回収数 回収率
新庄市 24 17 70.8%
金山町 16 12 75.0%
最上町 18 14 77.8%
舟形町 16 15 93.8%
真室川町 17 15 88.2%
大蔵村 14 7 50.0%
鮭川村 16 9 56.3%
戸沢村 14 6 42.9%
地区計 135 95 70.4%

東南置賜地区
市町村名 配布数 回収数 回収率
米沢市 28 19 67.9%
南陽市 23 14 60.9%
高畠町 22 20 90.9%
川西町 21 17 81.0%
地区計 94 70 74.5%

西置賜地区
市町村名 配布数 回収数 回収率
長井市 23 14 60.9%
小国町 18 15 83.3%
白鷹町 20 16 80.0%
飯豊町 16 14 87.5%
地区計 77 59 76.6%

田川地区
市町村名 配布数 回収数 回収率
鶴岡市 32 24 75.0%
立川町 18 12 66.7%
余目町 20 11 55.0%
藤島町 18 11 61.1%
羽黒町 18 10 55.6%
櫛引町 18 11 61.1%
三川町 16 13 81.3%
朝日村 16 15 93.8%
温海町 18 10 55.6%
地区計 174 117 67.2%

飽海地区
市町村名 配布数 回収数 回収率
酒田市 31 22 71.0%
遊佐町 20 14 70.0%
八幡町 16 13 81.3%
松山町 16 14 87.5%
平田町 16 11 68.8%
地区計 99 74 74.7%

問1  あなたがお住まいの市町村名をお書きください。
グラフ01 グラフ02

問1 合計 市部 町村部 無回答
件数 660 249 407 4
構成比(%) 100.0 37.7 61.7 0.6

問1 合計 東南村山
地区
西村山
地区
北村山
地区
最上
地区
東南置賜
地区
西置賜
地区
田川
地区
飽海
地区
無回答
件数 660 102 79 60 95 70 59 117 74 4
構成比(%) 100.0 15.5 12.0 9.1 14.4 10.6 8.9 17.7 11.2 0.6


問2  あなたの満年齢は何歳ですか。あてはまるものに○をつけてください。

問2 合計 25〜39歳 40〜49歳 50〜59歳 60〜69歳 70歳以上 無回答
件数 660 6 94 288 213 59 0
構成比(%) 100.0 0.9 14.2 43.6 32.3 8.9 0.0


問3  あなたの議会議員としての通算の在職年数は何年ですか。あてはまるものに○をつけてください。

問3 合計 5年未満 5年以上
〜10年未満
10年以上
〜15年未満
15年以上
〜20年未満
20年以上 無回答
件数 660 179 230 101 64 85 1
構成比(%) 100.0 27.1 34.8 15.3 9.7 12.9 0.2



問4  あなたがお住まいの市町村では、住民が日常生活において、通勤・通学、買物、飲食、施設利用(病院などの医療施設、体育館などのスポーツ施設、図書館などの文化施設)などで、市町村の行政区域を超えて近隣市町村へ出かける傾向(「住民の日常生活圏の拡大」)があると思いますか。あてはまるもの1つだけに○をつけてください。
住民の日常生活圏の拡大傾向

拡大傾向が「あると思う」「どちらかといえばあると思う」は、あわせて88.6%となっている。

問4 合計 あると思う どちらかといえばあると思う どちらかといえばないと思う ないと思う わからない 無回答
件数 660 491 94 38 35 0 2
構成比(%) 100.0 74.4 14.2 5.8 5.3 0.0 0.3


問5  日常生活圏のほか、歴史・文化、経済・産業活動、地理などにおいて、あなたがお住まいの市町村と結びつきが強く、あなたが日頃から親近感を持っている近隣市町村はどこですか。次の表のうち該当する市町村の番号全てに○をつけてください。(複数回答可)

集計表はこちら


問6  地方分権の推進、少子高齢化の進展、住民の日常生活圏の拡大、国・地方を通じた財政状況の著しい悪化など、市町村行政を取り巻く情勢は大きく変化しております。
 あなたがお住まいの市町村が現状のままで、将来の行政需要に対応した十分なサービスを提供していくことができると思いますか。あてはまるもの1つだけに○をつけてください。
将来の行政需要に対する市町村の対応の可否

「できると思う」「どちらかといえばできると思う」はあわせて44.1%、「できないと思う」「どちらかといえばできないと思う」はあわせて53.9%となっている。

問6 合計 できると思う どちらかといえばできると思う どちらかといえばできないと思う できないと思う わからない 無回答
件数 660 97 194 198 158 8 5
構成比(%) 100.0 14.7 29.4 30.0 23.9 1.2 0.8


問7  (問6で「できないと思う」または「どちらかといえばできないと思う」と答えた方におうかがいします)
どのような行政分野で十分なサービスの提供が困難になると思いますか。あてはまるもの3つまで選んで○をつけてください。
市町村が将来対応困難となる行政サービス分野

「自然環境の保全やゴミ処理などの環境分野」が46.9%、「商店街振興などの商工業・観光振興分野」が45.8%、「高齢者介護などの福祉分野」が40.4%、「病院整備などの保健・医療分野」が39.6%と高くなっている。

問7 合計 高齢者介護や保育所運営などの福祉分野 病院等の整備や健康相談などの保健・医療分野 消防・救急・防災分野 自然環境の保全やゴミ処理などの環境分野 道路や下水道の整備などの社会資本整備分野 まちづくりや地域間交流などの地域振興分野 担い手対策や施設整備などの農林水産業振興分野 商店街振興や企業誘致、観光施設整備などの商工業・観光振興分野 スポーツ施設や文化施設の整備、生涯学習の充実などの教育・文化・体育振興分野 その他 わからない 無回答
件数 356 144 141 93 167 71 67 76 163 65 12 0 8
構成比(%)   40.4 39.6 26.1 46.9 19.9 18.8 21.3 45.8 18.3 3.4 0.0 2.2



問8  現在、県内各地域においては、高度化、多様化、広域化する住民の行政需要に対応して、市町村が効率よくサービスを提供するために、特定の行政事務について、1つの市町村のみでサービスを提供するのではなく、隣接する複数の市町村が事務を共同処理してサービスを提供しています。
 あなたは、市町村が事務の共同処理に取り組むことについてどう思いますか。あてはまるもの1つだけに○をつけてください。
事務の共同処理への取組み

「推進すべきである」「どちらかといえば推進すべきである」は、あわせて92.9%と非常に高くなっている。

問8 合計 推進すべきである どちらかといえば推進すべきである どちらかといえば推進すべきでない 推進すべきでない わからない 無回答
件数 660 450 163 29 9 7 2
構成比(%) 100.0 68.2 24.7 4.4 1.4 1.1 0.3


問9  (問8で「推進すべきである」または「どちらかといえば推進すべきである」と答えた方におうかがいします)
 どのような行政分野で事務の共同処理に取り組んだらよいと思いますか。あてはまるもの3つまで選んで○をつけてください。
事務の共同処理に取組むべき行政分野

「自然環境の保全やゴミ処理などの環境分野」が65.7%と最も高く、次いで「消防・救急・防災分野」が54.5%、「病院整備などの保健・医療分野」が40.1%、「高齢者介護などの福祉分野」が38.3%となっている。

問9 合計 高齢者介護や保育所運営などの福祉分野 病院等の整備や健康相談などの保健・医療分野 消防・救急・防災分野 自然環境の保全やゴミ処理などの環境分野 道路や下水道の整備などの社会資本整備分野 まちづくりや地域間交流などの地域振興分野 担い手対策や施設整備などの農林水産業振興分野 商店街振興や企業誘致、観光施設整備などの商工業・観光振興分野 スポーツ施設や文化施設の整備、生涯学習の充実などの教育・文化・体育振興分野 その他 わからない 無回答
件数 613 235 246 334 403 92 94 67 168 112 10 1 4
構成比(%)   38.3 40.1 54.5 65.7 15.0 15.3 10.9 27.4 18.3 1.6 0.2 0.7


問10  主としてゴミ処理・し尿処理、消防・救急などの行政分野において、県内の複数の市町村が共同して一部事務組合を設置し、事務の共同処理を行っています。あなたは、一部事務組合による事務の共同処理の今後のあり方についてどう思いますか。あてはまるもの1つだけに○をつけてください。
事務の共同処理の今後のあり方

「広域連合を設置する」は32.1%、現在の一部事務組合を見直し「事務の範囲を拡大するなど機能を充実させる」と「統合して組織の強化・効率化を図る」をあわせると37.1%、「現状のままでよい」は25.3%となっている。

問10 合計 現状のままでよい 現在の一部事務組合が処理する事務の範囲を拡大し、構成団体数を増加させるなど、機能を充実させる 複数の一部事務組合を統合して、組織の強化・効率化を図る 国や県から直接権限委譲を受けられ、総合的かつ計画的に広域行政を展開できるなど、現在の一部事務組合に比べ、より機能が充実されている広域連合を設置する その他 わからない 無回答
件数 660 167 153 92 212 26 2 8
構成比(%) 100.0 25.3 23.2 13.9 32.1 3.9 0.3 1.2



問11  事務の共同処理による広域行政は、事業実施にあたって関係市町村との連絡調整に労力を要し迅速性に欠ける、住民に対する責任の所在が不明確になるなどの課題があるといわれております。
 このような課題を踏まえ、総合的な地域づくり・まちづくりの展開、住民サービスの維持向上、行財政運営の効率化と基盤の強化という観点から、広域行政の有効な方策として「市町村合併」を推進すべきであるという意見があります。
 あなたは、市町村合併(その是非を含む)について、議論をする必要があると思いますか。あてはまるもの1つだけに○をつけてください。
市町村合併の議論の必要性

「必要があると思う」「どちらかといえば必要があると思う」は、あわせて79.2%と高くなっている。

問11 合計 必要があると思う どちらかといえば必要があると思う どちらかといえば必要がないと思う 必要がないと思う わからない 無回答
件数 660 369 154 64 65 6 2
構成比(%) 100.0 55.9 23.3 9.7 9.8 0.9 0.3


問12  あなたは、あなたがお住まいの市町村が近隣市町村との合併を検討する必要があると思いますか。
 あてはまるもの1つだけに○をつけてください
近隣市町村との合併の検討の必要性

「必要があると思う」「どちらかといえば必要があると思う」は、あわせて67.1%となっている。

問12 合計 必要があると思う どちらかといえば必要があると思う どちらかといえば必要がないと思う 必要がないと思う わからない 無回答
件数 660 305 138 103 104 7 3
構成比(%) 100.0 46.2 20.9 15.6 15.8 1.1 0.5


問13  (問12で「必要があると思う」または「どちらかといえば必要があると思う」と答えた方におうかがいします)
 あなたが合併を検討する必要があるとお考えの理由は何ですか。あてはまるもの3つまで選んで○をつけてください。
市町村合併を必要とする理由

「行政事務の効率化などにより経費節減につながる」が70.2%、「広域的な視点からまちづくりを効率的・一体的に行える」が63.9%と高く、次いで「財政規模が大きくなり、重点投資による大規模施設整備ができる」が37.9%、「福祉サービスなどが充実され、将来も安定的に受けられる」が36.3%、「少子高齢化や過疎化が進み人口が減少する不安への対応」が33.6%となっている。

問13 合計 財政の規模が大きくなるので重点的な投資が可能となり、大規模な文化施設などを整備できる 高齢者などへの福祉サービスなど、各種の行政サービスが充実され、将来も安定的に受けられる 保健・土木等の分野で専門的・高度な能力を持った職員を確保・育成できるので、行政サービスの向上が期待できる 広域的な視点からの道路・公共施設整備や土地利用など、地域の個性を活かしたまちづくりを効率的・一体的に行える 今まで他の市町村にあった文化施設や体育施設が自由に使えるようになり便利になる 行政事務の効率化や類似施設の重複の解消、職員の数の削減などにより経費節減につながる 少子高齢化や過疎化が進むことにより、人口が将来減少することへの不安に対応する必要がある 「まち」のイメージが良くなり、知名度が上がる その他 わからない 無回答
件数 443 168 161 93 283 21 311 149 14 12 1 0
構成比(%)   37.9 36.3 21.0 63.9 4.7 70.2 33.6 3.2 2.7 0.2 0.0

問14  (問12で「必要があると思う」または「どちらかといえば必要があると思う」と答えた方におうかがいします)
 あなたがお住まいの市町村が合併を検討するとすれば、その規模・範囲はどの程度が望ましいと思いますか。あてはまるもの1つだけに○をつけてください。
 
望ましいと考える市町村合併の規模・範囲

「中核市等の指定、市制の施行など一定の人口規模を目標にした合併」が37.0%、「日常生活などつながりの深い市町村同士の合併」が33.6%と、ほぼ拮抗している。

問14 合計 中核市の指定(人口30万人以上)、特例市の指定(人口20万人以上)、市制の施行(人口4万人以上)などの一定の人口規模を目標にして市町村が合併する 日常生活や歴史・文化の面でつながりの深い近隣の市町村同士が合併する 旧郡の区域を大体の範囲として市と郡内の町村が合併する その他 わからない 無回答
件数 443 164 149 109 7 2 12
構成比(%) 100.0 37.0 33.6 24.6 1.6 0.5 2.7


問15  (問12で「必要があると思う」または「どちらかといえば必要があると思う」と答えた方におうかがいします)
 あなたがお住まいの市町村が合併を検討するとすれば、合併の相手先としてどの市町村が望ましいと思いますか。次の表のうち該当する市町村の番号全てに○をつけてください。(複数回答可)

集計表はこちら


問16  (問12で「必要がないと思う」または「どちらかといえば必要がないと思う」と答えた方におうかがいします)
 あなたが合併を検討する必要がないとお考えの理由は何ですか。あてはまるもの3つまで選んで○をつけてください。
 
市町村合併を必要としない理由

「行政区域が広くなるので、役所が遠くなり、きめ細かいサービスが受けられなくなる」が69.6%と最も高く、次いで「合併しなくとも事務の共同処理により対応できる」が54.6%、「中心部と周辺部で格差が生じる」が47.3%となっている。

問16 合計 行政区域が広くなるので、役所が遠くなり、きめ細かい行政サービスが受けられなくなる 議員の数の減少などにより住民の意見が行政施策に反映されにくくなる 市町村の名称や歴史・文化・伝統といった地域の個性が失われ、地域の連帯感も薄れる 合併市町村内に中心部と周辺部で地域格差が生じる 合併しても地区住民意識が残り、地域間対立が生じる 合併しなくとも、市町村が事務の共同処理に取り組めば複雑高度化する行政需要に対応できる 合併による利点が分からないし、合併を望む意見が大勢を占めていない 税金や各種公共料金が値上げされるおそれがある その他 わからない 無回答
件数 207 144 46 68 98 16 113 67 7 18 0 3
構成比(%)   69.6 22.2 32.9 47.3 7.7 54.6 32.4 3.4 8.7 0.0 1.4