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(社)米沢青年会議所 広域合併研究委員会 アイコン



2002 Junior Chamber Yonezawa
■法定合併協議会設置の請求文

請求の内容

 米沢市、南陽市、長井市、高畠町、川西町、白鷹町、小国町、飯豊町からなる置賜地方三市五町は、歴史的・文化的な繋がりが深く、市・町の枠組みを越えた連携が進んでいる地域です。交通手段などの発達により住民の活動範囲も拡大し、今後も経済圏、生活圏の一段の一体化が予想されております。

 地方分権一括法の施行により、地方分権の波は好むと好まざるに関わらず、置賜地方にも押し寄せております。また、少子高齢化社会の進展や産業の空洞化、国と地方の財政の著しい悪化など、地域を取り巻く環境は大きく変化してきております。

広域合併をめぐっては、平成十七年三月末日までの期限立法である合併特例法の施行を受け、さまざまな段階で議論や研究活動が進んでおります。 新世紀を迎えた今、置賜地域内における市町村合併の是非について、公式に協議する必要性があると確信します。市町村合併の議論を経ずして未来を迎えることは、次世代を担う子供たちの世代、地域社会に対する責任の放棄と考えます。

 置賜地方において、米沢市と川西町の両市町は農業団体のほか、消防、警察といった防災・治安の行政活動も同一となっており、住民交流も特段に密接な関係にあります。この一市一町で自治体合併の公式協議の場を設けることで、地域住民に多くの行政情報が公開され、住民による地域経営への参加意識が高まり、地域活力の向上に資するものと考えます。

 同時に、一市一町での協議を契機に、他の置賜各市、町で将来展望をめぐる議論が高まることも期待されます。近い将来、各市町で合併是非の公式協議が始まることを期待いたします。

 よって、米沢市、東置賜郡川西町の一市一町を対象とした法定合併協議会の設置を請求致します。また、法定合併協議会の運営にあたっては、住民参加による「まちづくり」を促すため、同協議会における議論の内容、及び情報のすべてを公開するよう求めます。


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